多汗症(手汗、脇汗)でお困りの方、塗り薬があります|こいずみ内科・消化器内科クリニック|愛媛県八幡浜市八幡浜駅前

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多汗症(手汗、脇汗)でお困りの方、塗り薬があります

多汗症(手汗、脇汗)でお困りの方、塗り薬があります|こいずみ内科・消化器内科クリニック|愛媛県八幡浜市八幡浜駅前

寒さが和らいで、少しずつ暖かい日も増えてきました。
当院の院内掲示でもご案内していますが、暑い時期だけでなく冬場でも多汗症(手汗、脇汗)でお困りの方がいらっしゃるかと思います。

脇汗ですが、正式な病名は「原発性腋窩多汗症」といいます。Tシャツに汗染みがいつもできるなど、日常生活に困るほどの多量の脇からの汗が、明らかな原因がないまま6か月以上みられ、以下の6項目のうち、2項目が該当すると原発性腋窩多汗症と診断されます。
1. 最初の症状がでるのが25歳以下であること
2. 左右両方で同じように発汗がみられること
3. 睡眠中は発汗が止まっていること
4. 1週間に1回以上多汗の症状がでること
5. 家族にも同じ疾患の患者さんがいること
6. わき汗によって日常生活に支障をきたすこと

重症度は「HDSS」という評価基準があります。
1. 汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない
2. 発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
3. 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
4. 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある
(3, 4は重症と判断されます)

『原発性腋窩多汗症』には、治療方法がありますが、今まで病院を受診される方が少なかったです。その理由として、良い治療がなかったということも大きな理由の一つだと思います。
塩化アルミニウム液という塗り薬、A型ボツリヌス毒素の注射、交感神経をブロックする手術などの方法がありますが、手軽に十分な効果が得られる治療がありませんでした。

現在、日本で初めて、原発性腋窩多汗症の健康保険の適応を取得したエクロック®ゲル5%で治療を受けられる方が増えてきています。
この塗り薬は、汗を分泌させる交感神経をブロックすることで汗腺からの発汗を抑えます。特にHDSSの重症度判定で3や4の方は試されてみても良いかと思います。
発売前の試験では、80%の方で汗が抑えられ、60%の方で日常生活に支障がなくなるほどに症状が改善しています。1日1回わきの下に塗るだけ、効果発言までは2週間くらいかかります(1本が約2週間分です)。

わきの下に塗るだけなので、重大な副作用はあまりありませんが、皮膚のかぶれ、目がチカチカするなどおかしい、口が渇くなどの症状が出た場合には中止します。
妊婦さん、授乳中の方、12歳以下の子供さんは慎重に使用する必要があります。緑内障の方、前立腺肥大による排尿障害がある方、エクロックゲルの成分にアレルギーがある方は使えません。

手汗に関しても、アポハイドローションという1日1回就寝前に、手のひらに直接塗布して使用する「原発性手掌多汗症」の治療薬が保険適応で使用できるようになっています。
手汗の症状として、汗の状態は、手のひらが湿ってくる程度から、汗がポタポタ滴り落ちるほど多い場合もあります。
・気温や運動に関係なく手汗が出る
・手汗でスマートフォンやキーボードの操作がしにくい
・手汗でパソコンのキーボードがネバつく
・ノートなどの紙が手汗でにじんだり、シワシワになる
・握手や手をつなぐことに気後れを感じる
・お店で商品を手に取ると跡が付くのではと不安
・ハンドタオルがすぐびしょ濡れになる
・緊張すると手汗が増えてそればかり気になってしまう
など、手汗の症状で困っている方もいらっしゃるかと思います。

アポハイドローションは緑内障、前立腺肥大、心疾患、重症筋無力症、腸閉塞などの方には使用できませんが、使用開始から4週後に発汗量が50%以上改善したというデータもあります。

これから暑い時期になってくると脇汗、手汗など多汗症でお困りの際にはご相談ください

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