八幡浜市でも、帯状疱疹ワクチン定期接種の補助が始まりました
当院へもお問い合わせを良く頂いております
以下へ要点をまとめておきます、接種ご希望の方はお電話でお問い合わせ下さい
水痘ワクチン「ビケン®」 | シングリックス® | |
種類 | 生ワクチン | サブユニットワクチン |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉注射 |
接種回数 | 1回 | 2回(2回目は2か月以上あけて、6か月以内) |
帯状疱疹発症阻止率 (臨床試験) | 60歳以上で51.3% | 50歳以上で97.2%、70歳以上で91.3% |
副反応発現率 (臨床試験) | 58.1% | 局所性副反応80.8%, 全身性副反応64.8% |
効果 | 5~8年 | 10年以上との報告 |
自己負担額 | 約8500円(補助適応の方は4500円) | 約22000円×2回 (補助適応の方は1回16500円) |
八幡浜市の高齢者帯状疱疹定期予防接種の補助適応は以下の通りです
実施期間:令和7年4月1日 ~ 令和8年3月31日
八幡浜市に住民票があり、下記のいずれかに該当する方
- 当該年度において、65歳となる方
- 接種時において、60~64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方(身体障害者手帳1級相当)
- 65歳を超える方については、令和7年から令和11年の5年間の経過措置として、年度内に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳(※)を迎える方
※100歳以上の方については、定期接種開始初年度に限り全員を対象とします。
※シングリックス注射を受けられた方は、2回目も同一年度内に接種しないと定期接種の対象とはなりませんので、接種スケジュールにご注意ください。
【Q&A】
Q:帯状疱疹ワクチン、シングリックスの副作用は?
A:シングリックスの臨床試験では、主な局所性(注射部位)副反応は、疼痛78.0%、発赤38.1%、腫脹25.9%であり、これらの症状のは約3日ほど持続していました。主な全身性(注射部位以外)副反応は、筋肉痛40.0%、疲労38.9%、頭痛32.6%でした。
Q:帯状疱疹を過去に発症したことがありますが、ワクチンの適応はありますか?
A: 帯状疱疹は再発する場合もありますので、過去に帯状疱疹を発症した人も接種可能です。現在、帯状疱疹を発症している人は、帯状疱疹が治癒し、体調が十分に回復するまで待ってから、接種を行ってください。加えて、ワクチンを接種しても、すでに発症した帯状疱疹による神経痛などに対して効果はないこと、今後、帯状疱疹の再罹患の予防のためであることをご理解ください。また、帯状疱疹に罹患すると、しばらくは再発しないとの考えもありますが、どのくらいの間隔をあけて接種するかは、専門医の見解も分かれています。罹患してからおおよそ、3年ほど経ってからワクチンを打つことが多いようです。海外でも過去に帯状疱疹を発症した人も接種を推奨されています。
Q:既に自費でワクチン接種を済ませた人に接種はできますか?
A: 既に帯状疱疹予防接種を受けたことがある方は原則対象外ですが、接種する必要があると判断される場合は対象になることがありますので、医療機関にご相談ください。
Q: 他のワクチンと同時接種はできますか?
A: 生ワクチン(ビケン)から別の種類の注射生ワクチンを接種する場合は、接種した日の翌日から起算して1か月以上の間隔をおいて接種してください。