お酒との上手な付き合い方②|こいずみ内科・消化器内科クリニック|愛媛県八幡浜市八幡浜駅前

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お酒との上手な付き合い方②

お酒との上手な付き合い方②|こいずみ内科・消化器内科クリニック|愛媛県八幡浜市八幡浜駅前

お酒と上手に付き合っていくうえで、1日あたりの適切な飲酒量を把握してお酒を楽しむことが大事です。

定期的に飲酒する方にとって身近な単位として「日本酒1合、焼酎2合」といった「合」という単位がありますが、
飲酒しない方にとっては今一つピンとこないかもしれません。
多くの方は「アルコール度数」や「何杯飲んだか」をイメージされると思います。
しかし、アルコールの度数ではなく「飲む酒に含まれるアルコールの量(純アルコール量)」を把握する方が大切です。

クリニックの減酒外来でも、一番最初にお話しするのが、一日当たりの飲酒量がどの程度なのかを具体的に把握してくださいとお話ししています。
この、飲酒量というのは、「純アルコール量」で判断します。

健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では、適切な飲酒量を男性が1日40g、女性が1日20gと設定されています。
(個人的には、男性も女性も1日あたりの飲酒量は20g未満にしておいた方が良いと感じています。)

純アルコール量を計算するのは一手間かかるのですが、最近は純アルコール量とネット検索すると、アルコール量を計算してくれるメーカーさんのサイトなどが複数あります。

一例を挙げると、7%の缶チューハイ、350mlに含まれる純アルコール量は約19.6gで、ほぼ20gです。アルコール度数が15%の日本酒1合の純アルコール量も約20gになっています。
一昔前に流行したアルコール度数の高いストロング系のチューハイはアルコール度数が8%や9%で500mlなどが多かったので、それを1缶飲んでしまうと、既に飲みすぎということになります。

飲みすぎ対策には上手にノンアルコールビールなどを利用するのも良いですね。

ノンアルコールビールで注意していただきたいのは、メーカーや銘柄によって差はありますが、ノンアルコールビール350mlには4g前後の炭水化物が含まれていることがあります。
ビールよりは炭水化物量は少ないことが多いですが、ノンアルコールビールも飲みすぎると血糖値上昇のリスクがありますので注意してください。

一日あたりの飲酒量を20g未満にして、週に1回はお酒を飲まない休肝日を設けましょう

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